治療不要な人が9割!?

福岡市で初めて経鼻内視鏡を導入してからだいぶ経ちました。当初は従来の胃カメラよりいかに楽か、患者様よりも医師のほうが驚いていましたが、800症例を過ぎる頃から経鼻内視鏡にも様々な技術が必要なことがわかってきました。
以前、テレビに出させていただいた際には「5%弱の人には挿入できない場合がある」と言いましたが、2006年春以降、成功率は上昇しています。

これまでにそれこそたくさんの検査をしてきましたが、手術や一定期間の内服が必要な病気(胃癌1.7%、胃・十二指腸潰瘍3.6%、びらん性胃炎・逆流性食道炎4.4%)の合計は約1割。残りの9割は経過観察で十分な良性ポリープや年齢相応の胃炎、もしくは正常所見でした。胃の症状で胃カメラをしても思いのほか治療が必要な胃の病気は多くないのです。