検査よりも生活習慣改善指導と適切な内服!

治療をするにはこれまでの生活習慣を見直すことが欠かせません。
野菜や海草類で食物繊維を多く摂る、乳酸菌飲料や納豆で善玉菌を増やす、善玉菌のエサとなるオリゴ糖を摂る、などの一般的な方法は、これまで肉や乳製品が主体だった方には少し努力がいるかもしれません。

同時に、便が十分に出ていない方には便秘のタイプにあった適切な内服を選んでもらう必要があります。すぐに効くからという理由で刺激性下剤を連用すると、自力での排便が困難になって腸壁の筋肉が弱るために、大腸全体がパンストのようにユルユルとなった弛緩性便秘になります。一部の市販薬には「長期連用を避ける」よう明示してありますが、キレ味がよいのでついつい頼りがちになり、その挙句に弛緩性便秘になられる方が多くおられます。

ところが、医師が刺激性便秘薬を長期処方している場合も稀ではありません。いつの間にか便秘薬の効きが悪くなってきたら、医師に相談すべきでしょう。できれば「自力で排便」することを目標にした食事指導や生活指導に情熱を燃やす胃腸科を受診されることをおすすめします。

胃癌や大腸癌を検査で早く見つけるのも大切ですが、癌の予防となる「究極のデトックス」に心を傾けるのも同じくらい重要ではないでしょうか。