Bスポット療法(EAT)

「口から肛門までひとつながり」

当クリニックでは食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・直腸・肛門と別個に考えるのではなく、「食べ物の立場になって」その通り道全体で不調や病気を来すことはないのか、という発想で診療をしています。どんなに栄養に完璧な食品であっても、それが「お皿の上」にあるがままではからだのためになりません。唇に触れ、歯で正しく咀嚼し、舌で味わい、良質の唾液を十分に混ぜ合わされ、のど(喉頭)による確実な「のみ込み」がなされてはじめて、胃腸科医の専門分野である食道にたどりつきます。

また、「食べ物の通り道」の一部、すなわち口と舌、そして喉頭につらなる鼻側の咽頭は、生きるために不可欠の「空気の通り道」でもあります。 しかし、近年では「空気の通り道」を正しく使っていない方が増えました。姿勢の悪化、かまなくても飲み込める柔らかい食事が増えたことで歯や舌をうまくつかえなくなったこと、飲み物をのみながらの食事をする習慣などが原因です。これで起こるのが、鼻とのどの中間、すなわち上咽頭が原因となる病気です。

鼻のトラブル、咳がとまりにくい、めまい、治りにくい頭痛、痰がひっかかる・・・などを感じたことはありませんか?

「胃カメラ」の年間総数=約300万件 慢性上咽頭炎=90% 約260万人/年が見逃されている?

2004年、九州ではじめて本格的に経鼻内視鏡をはじめた私にとって、この上咽頭は胃カメラをするときに必ず通過するところにも関わらず、耳鼻科の領域として熱心に観察をしていないところでもありました。しかし、2014年になって慢性上咽頭炎の存在を日本病巣疾患研究会の掘田修先生、相田能輝先生、今井一彰先生、田中亜矢樹先生に教えていただいて以来、経鼻内視鏡を使っての上咽頭観察をはじめました。

ところが、現状では消化器内視鏡医による「鼻と喉の中間」(上咽頭)の観察は、当クリニック以外では実施されていないのが実情です。日本全体では1年間に約120万件以上の経鼻内視鏡が行われていますが、そこに、後述する重症の慢性上咽頭炎があってもすべて見逃されています。まさにジュリアス・シーザーの名言にあるように「ひとは見たいものしか見ない」状況です。これから少しでも「経鼻内視鏡をすれば耳鼻科医でなくても慢性上咽頭炎の診断ができる」ことを伝えていこうと想っています。

慢性上咽頭炎については書籍『つらい不調が続いたら 慢性上咽頭炎を治しなさい(著者:堀田修)』にも掲載されています

  • Grade 0

  • Grade 1

  • Grade 2

  • Grade 2(鼻汁)

  • Grade 3

こんな症状でお悩みの方、ぜひご相談ください。

  • ◆鼻みず・鼻づまり・後鼻漏
    ◆眼痛
    ◆耳鳴・耳ずまり・めまい・ふわふわ感
    ◆偏頭痛・慢性頭痛・頭重
    ◆肩こり・首こり

  • ◆のど違和感・声がかれる
    ◆舌痛・歯痛・顎関節症
    ◆とまらない咳(咳喘息)
    ◆胸焼け(逆流性食道炎)

Bスポット療法(EAT)とは:診断と治療

 「のどちんこ(口蓋垂)」の裏側=上咽頭(じょういんとう)に「慢性炎症」が起きる「慢性上咽頭炎」があります。急性炎症が「燃えさかる火」だとするならば、慢性炎症とは、「たき火がおさまってくすぶった状態(おき火)」と言えるでしょう。かぜでのどが痛むときは、この上咽頭に急性炎症がある場合がほとんどです。しかし、慢性上咽頭炎は後鼻漏として自覚する以外、気づくことは稀です。
(右の画像は2015年『上咽頭炎、後鼻漏の治し方 咳、痰の治療ガイド』より)

綺麗な上咽頭慢性上咽頭炎が疑われる場合、細い綿棒を鼻から通して塩化亜鉛溶液を塗ると、診断と治療ができます。口から捲綿子(けんめんし)を使ってのどちんこ(口蓋垂)を手前に引き寄せるように、薬液を塗る方法もあります。塩化亜鉛溶液は眼科治療にも使用される刺激の少ないものです。慢性上咽頭炎があれば、塩化亜鉛溶液が沁みて痛んだり、血液が付着したりするので診断がつきます。慢性上咽頭炎がなければ、痛みや血液の付着はありません。これが『Bスポット療法(EAT)』です。

料金について(2017年4月1日より)

※Bスポット療法(EAT)は原則として予約が必要です。

内容 価格
初 診 問診・診察+咽頭内視鏡検査+Bスポット療法 10,800円(税込)
再 診 咽頭内視鏡検査+Bスポット療法 8,640円(税込)
Bスポット療法(EAT)のみ 2,160円(税込)
Bスポット療法(EAT)5回券 9,720円(税込)
Bスポット療法(EAT)10回券 17,280円(税込)