院長コラム
2020/03/13
パンがブームですね。休日ともなると有名ブーランジェリーには長蛇の列。だっておいしいもん!ボクはモチフワ系高級食パンよりもワインに合うハード系が好み。遅く起きた休日の朝、安旨な泡をグビリやりながらハード系パンをいただくのはたまりません。パンって中毒になるよなぁ!
それもそのはず、パンの原料である小麦を食べるとモルヒネみたいな物質ができて脳に入り込み快感をもたらします。食べ過ぎは精神不安定や神経障害の誘因になったり、腸にも作用して便秘を起こすことも。毎日多量のパンを食べ続けていると、血糖の乱高下や体内インスリンの過剰で2型糖尿病のリスクがあがります。いちばん怖いのは、βアミロイドという糖と蛋白が結合した物質が増えること。
糖と蛋白の結合ってイメージが涌かないかも?わかりやすいのは「おこげ」。香ばしくておいしいですよね。おこげができる過程を「糖化」といいます。このβアミロイドが脳で増えると認知症になりやすいんだそうです!
福岡は全国でも有数のパンの名店が集まった地域。パンにいきなり食らいつくのではなく、野菜やおかずを楽しんだあとシメにパンを適度にいただくのが、「糖化」の害をいなす楽しみ方だと思います。休日のブランチにいただくパンと上手に付き合っていきましょう!