胃カメラ

当クリニックは、九州で初めて鼻から入れる胃カメラ
『経鼻内視鏡(けいびないしきょう)』を導入しました。

口からの胃カメラなら必ず通過する舌根部には触れないので、「ゲェ~ッ」という嘔吐反応が起きませんし、検査中に普通に会話できるので、自分の胃を観察しながら質問することもできます。鎮静剤を使わないのでクルマで来院できますし、薬剤禁忌のために胃の動きを止める注射をつかえない場合でも検査可能です。

経口胃カメラは鎮静剤静注でかなり楽になりましたが、余計な薬剤を投与するのは避けたいところ。経鼻胃カメラならそのリスクを避けられますが、極細構造のために画素数が少なく画質が若干劣ることです。とはいえ、従来の胃カメラを写真館の写真とすれば、「鼻から」は中級クラスのデジタルカメラの画質のレベルなので診断には十二分に役立ちます。

従来の胃カメラとの比較

右の写真をご覧ください。一般の胃カメラに比べると、断面積で約1/3に過ぎない太さのもの(太めのうどんくらいのイメージです)を使って、鼻から挿入します。喉を通らないので嘔吐反射が起こらないのが特徴です。

もちろん、経鼻内視鏡の際は、入れる方の鼻を十分に麻酔するので痛みはありません。
ただし、鼻が極端に小さかったり、鼻中隔湾曲(鼻の中の構造が曲がっている)がある方の場合は、口から胃カメラを入れますが、前述のように、断面積で1/3の太さですので、はるかに楽に検査を受けることができます。

楽な検査で癌早期発見を継続!

「検査が楽」というメリットは、「画像が多少粗い」という欠点を補って余りあると考えています。       なぜならば、「胃カメラはこりごり」という気になれば、そこで癌早期発見の道が絶たれますが、楽な検査なら「あれならまた来年受けてもいいね」となって、癌早期発見のチャンスが続くことになります。
とはいえ、緊張しやすい方は経鼻内視鏡でもパニックになることがあります。緊張すると人間は息を吐くのを忘れます。これでは息を吸おうにも吸えないので、パニックに陥るのです。そんなときは、まず大きく息を吐く。ローソクの炎を揺らし続けるイメージで長く息を切ると、意識せずとも新鮮な空気が肺を満たして楽になります。「息を吐く」のは、からだと心を健康に保つ秘訣でもあるのです。